昨年10月の衆院選島根1区では、同姓同名の候補が出馬し全国の注目を浴びた。大変に騒がれたものの、投票方法の改善について議論は深まっているとはいえない。
もちろん同姓同名の候補が出馬することは法律上問題なく、被選挙権があるならば自由に立候補できる。故に今後同じようなことは発生しうる。
名前だけを平仮名で記入した票など、区別がつかない票は両者に分けられる。しかしそれでは真に民意が反映されるとは言い難い。明確に分けられるようにするべきである。
投票用紙に候補者の名前と政党名、顔写真をあらかじめ印刷しておき、投票者は意中の候補の上に丸印をつけるという方式はどうだろうか。顔写真付きの投票用紙はアイルランド、台湾などで採用されている。
これにより、まひや難病のために文字を書くことができない人も投票しやすくなる。誰にとっても容易に投票できるため投票率の向上も期待できる。次回の国政選挙で採用してほしい。
2022/10/14 山陰中央新報掲載
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出雲市 長島 和孝 49歳 昨年10月の衆院選島根1区では、同姓同名の候補が出馬し全国の注目を浴びた。大変に騒がれたものの、投票方法の改善について議論は深まっているとはいえない。 もち…