パレスチナ国連加盟実現を

5月の国連総会で、パレスチナの国連加盟を支持する決議案の採決が行われ、日本政府はこれに賛成しました。日本国憲法の平和主義に基づく、素晴らしい判断でした。

 昨年10月からのイスラエル軍の攻撃による民間人の死者は、既に3万2千人を超えました。パレスチナの惨状を見るにつけ、東京大空襲で8万人、沖縄戦で12万人、広島の原爆で14万人の民間人の命が失われたことを思い出さずにいられません。こうした悲しい歴史があるからこそ、日本政府は賛成したのだろうと思います。

 パレスチナが独立国として国連に認められれば、国際司法裁判所で訴えを起こすことができ、停戦と平和への可能性が高まります。

 しかし、残念なことに米政府はこの決議案に反対しました。安全保障理事会では拒否権を使うものと思われます。米政府はこれ以上、パレスチナの国連加盟を妨げてはなりません。

 先日、米国で手厚いもてなしを受けた岸田首相からも、強く働きかけてほしいと思います。

2024/5/28 山陰中央新報掲載

こだま・パレスチナ国連加盟実現を | 山陰中央新報デジタル
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