無意味だと思いつつ、昔からのルールについ従ってしまうことはないだろうか。私が以前勤めたある保育園では、使用済みおむつを保護者に持ち帰ってもらうルールがあった。低年齢児の場合、結構な量になる。袋に入れてあるとはいえ、大変に臭う。
一体なんのためにこんなことをするのか疑問に思っていた。ある調査によると、おむつを保護者に持ち帰らせる理由の一つに「便による体調確認」が挙げられていた。
しかし、もし異常があれば保育士が連絡帳に書けばいいことだ。さらに言えば、その便は病原菌やウイルスを含む可能性が高いのだから、感染拡大防止の観点から、持ち帰らせるべきではない。園で処分する方が安全だ。
京都府亀岡市、千葉県市原市、兵庫県明石市など、おむつ持ち帰り廃止の動きは全国各地で広がりつつある。山陰でもおむつ持ち帰りゼロとなれば、ますます子育てしやすい環境になる。少子化解消の一助になるだろう。
2022/11/1 山陰中央新報掲載
こだま おむつの持ち帰り見直しを | 山陰中央新報デジタル
出雲市 長島 和孝 49歳 無意味だと思いつつ、昔からのルールについ従ってしまうことはないだろうか。私が以前勤めたある保育園では、使用済みおむつを保護者に持ち帰ってもらうルールがあった。低…