松江-大阪間を1時間半で結ぶといわれている山陰新幹線。日帰りで関西方面への旅行が楽しめる。多少運賃がかかっても、移動時間の短縮は魅力的だ。
山陰の地域活性化や少子化対策にも貢献する。北陸新幹線が開通した石川県と福井県では、未開通の富山県よりも社会減が少なかったそうだ。自然豊かな地方に住みつつ、新幹線を利用して都会に行くことができるのだから、転出は減り、転入が増えたのだろう。
良いことずくめのようだが、問題はお金、環境破壊、電力だ。新幹線の建設費用は地方が3分の1を負担するといわれている。そのために福祉や教育を犠牲にしてもらっては困る。また、景観や騒音などの環境破壊は最低限に抑えてほしい。
そして新幹線のためといって原発を再稼働することには反対だ。原発立地県というだけでイメージがよくないのだ。いっそのこと、世界初の「再生可能エネルギーで走る新幹線」を造ってほしい。世界中の注目を浴びるに違いない。
2022/10/24 山陰中央新報掲載
こだま・山陰への新幹線誘致 再生可能エネルギー活用を | 山陰中央新報デジタル
出雲市 長島 和孝 49歳 松江-大阪間を1時間半で結ぶといわれている山陰新幹線。日帰りで関西方面への旅行が楽しめる。多少運賃がかかっても、移動時間の短縮は魅力的だ。 山陰の地域活性化…